「ううっ・・・もうイヤ・・・」

「なくな、ねーちゃん。げんきだせ」

ダイヤブロックで、８０年代のアニメ 超攻速ガルビオンを作りました。 もちろん、サーカス１（車形態）から ガルビオン（ロボット形態）に 完全変形！ 差し替え・交換パーツなどはいっさいありません。 （銃と盾は、本編と同じように別扱いです） 滑空用ウィングが可動し、 肩のマイクロミサイルハッチも開きます。 全体のフォルムは、映像とはちょっと違いますが、 もともと完全に変形する玩具なんか （正式には）発売されなかった のですから、勘弁してください。 もっとも、 オリジナルを覚えている方が、 この世にいったい何人いるのか げふんげふん。

ガルビオンは、その社会で犯罪と戦うチーム「サーカス」のメカで、主人公のムウとマヤが乗り込みます。 他のロボットとは違い、短時間ながら滑空できる能力があるので強い・・・はずでした。 デザイン自体は非常にスマートで、私好みです。 しかし、内蔵武器は肩のマイクロミサイルだけ。 最初の頃は強かったけど、敵に発掘兵器メタルバトラーが登場すると、もうこれに手も足も出ない。 結局、メタルバトラー相手に自力で勝ったことは一度もない（敵が自爆してばっかり）という、 ちょっと哀れな主役メカでした。

さて前フリが長くなりましたが、ガルビオンからサーカス１への変形をご覧下さい。 本編でのガルビオンの変形は、ちょっと・・・いや、かなりムチャなものです。 肩から先は、車体内部のレールに沿って外側に出てくるし、頭部は変なところから生えてくるし。 つーか、当時の私が映像を見てても、何が何だか全然分かりませんでした。 ですから、今回の解説をご覧になって、何が何だか分からないとしても、それは私のせいじゃありません（おい）。

まず、ガルビオンの胸と背中を繋いでいるジョイントを外し、 さらに腿と胴体を固定している腰アーマーのジョイントも外します。 すると・・・ここが、ガルビオンの変形のキモですが・・・ 腿と胴体が大きく左右に別れ、またコックピット部分は前面に展開できるようになります。 この状態で、左右に分かれた胴体の胸から上を１８０度回転させ、腕を本体の内部に収納します。

手首は二重関節になっているので、内側に曲げて折りたたむと、 ピッタリとしまうことができます。 頭部は、ボールジョイント部を９０度ひねって、 コックピット前面部分に横にして収納します。 また、胸のサイドアーマーとそのウィングをたたみ、スタビライザーにします。

まず膝から下を内側に９０度回し、 タイヤが外側に来るようにします。 足首は９０度外側にひねり、さらに前に倒して ヘッドライトになります。 踵部分は、たたんでサイドのウインカーにします。 膝の横と裏部分のカバーを開け、シャフトで繋いである脚内部と膝をスイングさせて、腿の大半を脚部の内部に収納します。

さらに、コックピット前面のストッパーをガルビオンの足首の隙間に挟んで固定し、 コックピット本体も膝アーマーの上にセットします。 最後に、肩のウイングを伸ばして、車体のカバーにして、 裏から見た図が、写真の一番右になるようにすると・・・。

Lonely Chaser・・・ サーカス１の完成です。

いやもう全然違うし。

しかし弟は、まるで入学祝いを持ってきたのはもののついでであるかのように、 またバブの部屋に籠もって、ダイヤブロックで 完全変形・ガ○○○ドの続きを作り続けていたそうです。 まだ完成にはちょっと遠そうですが、ここまではちゃんと変形するのは素晴らしい。 早く続きを頼む。

「これは、いいものだ！」