2009/11/08/
「余地」
うちのいとこのけんちゃんが、仮面ライダー好きなのは前にも書きましたが、最近さらにそれがヒートアップしています。
この冬に、新たなＷとディケイドの映画が控えていることもあるのでしょう。
うちに遊びに来て口を開けば、相手が誰だろうと、とにかくライダーかシンケンジャーの話しかしません。
妻は、けんちゃんが帰った後、心配そうに言いました。
「あの子、ホントにライダーか戦隊ものの話しかしないけど、大丈夫かしら」
まぁ、４歳児なんてそんなもんだろうと思いますが。
しかし、マブまで一緒になって心配しています。
「ホントだよね」
お前が心配する余地でもあるのか。
「ガンダムとウルトラも混ぜないと」
そういう余地か。
「行かない」
さて、この冬にはウルトラマンと仮面ライダーの映画（しかも同日上映）を控えているこの頃。
私にとって、この上ないショッキングな出来事がありました。
私がマブに
「どうする？今年の映画、ウルトラマンとライダーと、どっちを先に見に行く？」
と尋ねた時のことです。
「マブ、もうライダーの映画は行かないよ。
お父さん一人で、行ってきて良いよ」
ええええええっ？そんなバカな？！
何としたことでしょう！
この子が、そんなことを言い出すなんて！
マブが不良になっちゃったよ！（おい）
いつかは、
「子供用の映画は（子供が多いから）行くのが恥ずかしい」
というようなことを言う時が来るんじゃないかと
♪ いつの 日かと 怖れていた～ ♪
ものですが、まさか、この冬にそんな日が来ようとは、夢にも思いませんでした。
私は慌てて聞き直しました。
「じゃあ、ウルトラも行かないの？」
「ううん、そっちは行く」
あれ？(^^;)
どうも話を聞いてみると、マブの頭の中では、
「ライダー映画が子供用、ウルトラマンはそれよりも（対象年齢が）上」
というイメージがあるようです。
私はそんなことない、むしろ逆なんじゃないか？という気がしますが、
いとこのけんちゃんが、ずっとライダーライダー言ってるのを見ているので、
どうしてもそういうイメージが強くなってしまったのですね。
私が、もうこの世に生きる意味をなくしてしまったような気分で落ち込んでいると。
マブは、さも今思いついたかのように付け加えました。
「あ、でも、超絶造形（フィギュア）の、ウルトラマンベリアル買ってくれるんだったら、
ライダーの映画行っても良いよ」
「買う買う！」
私は大喜びで即答しました。
一部始終を聞いていた妻が、タメイキ混じりに呟きました。
「マブってホント、あなたの扱い方を心得てるわね」
えっ？今の流れのどこに、そんな部分が？