2009/8/22/

「夏休み」


Asc06914 Asc06922_2 この夏、我々にとっての大イベントといえば、やっぱりお台場の１／１ガンダムでしょう。
我が家でも、私とマブとお姉ちゃんが「見に行きたい！」と強行に主張したのですが、
妻が「何が面白いのそんなもの（意訳）」と言い張ったため、家族旅行は断念されました。
しかし私は、うちのサイトのOFF会が行われることとなったため、その一環で見に行くことができました。
もちろんマブ達からは
「お父さんだけずるい」
「おとなは卑怯だ」
などというブーイングが吹き荒れましたが、さすがにOFF会に彼らを連れて行くわけにもいきませんし。
あ、OFF会自体は非常に楽しく、やたら盛り上がりましたが、あんまり楽しくて集合写真を撮るのを忘れました(^^;)。

さて、その実物大ガンダムですが、何と申しますか、いくら言葉で言っても、写真や動画で見ても、この感情をお伝えすることはできないでしょう。
私たち、ガンダムが近くなってきたと思うとみんな小走りになって、その頭部が見えた瞬間は
「おお？！」
と、大人げなく(^^;)声を上げましたからね。

プラモデルとも、ＣＧとも、もちろんアニメの映像とも、全く違うあの「存在感」。
あればかりは、自分の目で見ないと、この何とも言えない気持ちは共感できないと思います。
「こんなものを作れる国に、時代に、生きてて良かった」
という。
そういう意味では、マブとお姉ちゃんに、ホントに悪いことしたなぁという気がします。




「劇場版」


Asc07047 Asc07048 さて、もう一つの大イベントは。
映画「仮面ライダーディケイド：オールライダー対大ショッカー」
（併映＝「侍戦隊シンケンジャー：天下分け目の戦い」）。

今回のライダー映画は、昭和、平成のライダーが全て登場し、
今までの悪の組織を統合した「大ショッカー」と激突するという、
最初聞いた時は冗談かと思った（笑）超お祭り映画です。
私もマブも、もちろん超楽しみにしており、マブはカレンダーに◎印を付けて、公開を待ち望んでいました。

さて、うちのいとこのけんちゃん：４歳（仮名）は、もちろんうちの家系ですので、仮面ライダー大好きです。
この夏、彼も大好きな（もちろんそのお父さんも大好きな）ライダー大集合の映画公開！ということで、初めて映画館へ足を運び、劇場版を見ることになりました。
彼のお父さん（私の弟）は、喜んで前売り券を購入し、私とマブと彼ら、計４人とで、映画を見に行くことにしていたのです。
Asc06337 ところが、映画公開数日前。
うちに遊びに来ていたけんちゃんが、突然言い出しました。
「けんちゃん、えいが、いかない」
「なぁにぃーーー？！」
驚愕するうちの弟。
 「だって、ちゃどーむーん（シャドームーン）こわいんだもも」

シャドームーンは、仮面ライダーBLACKとRXに登場した強敵で、今回の映画でも重要な役所を果たします。
子供に怖がられるとは本望でしょうが、一緒に映画に行くのを楽しみにしていた私の弟にとっては、まさに青天の霹靂。

そこで、私はちょっと頭をひねって、けんちゃんに言いました。
「大丈夫だよ、けんちゃん」
「なに？」
「『映画』はいかないから」
「そうなの？」
「みんなで見に行くのは『劇場版』だから」
「ならいく」
いいのか！と、みんなでツッコミたくなったのですが。

しかしそんなごまかしが長続きするわけもなく、やっぱりそのうちに彼は
「げきじょーばんも、いかない」
と言い出しました。弟は涙目。

その後、公開当日まで弟の説得は続いたようですが、結局けんちゃんの意志は固く（？）、彼の映画館デビューは来年以降に持ち越されました。
私が、そのことをマブに話すと、彼は言いました。
「なんでー！」
「しょうがないよ、けんちゃんまだ小さいんだから」
「シャドームーンは、ライダーの中でも１番かっこいいのに！」
そっちに憤慨してたのか。
「おじちゃん（私の弟）の、きょーいくが間違ってるんだよ！」
お前の教育も、間違っていなかったとは言いかねるけどな。


そんなわけで、映画は私とマブとで行って来ました。
ネタばれになるので詳細は避けますが、こちらも間違いなく
「こんなものを作れる国に、時代に、生きてて良かった」
という映画でした。
ＴＶのディケイド終わっちゃうのか・・・勿体ないなぁ・・・。

夏もあっという間に終わり。１年が経つのって早いですね。
来年は、けんちゃんも一緒に映画を見られますように。



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2009/8/5/

「マリオカート」


ＴＶゲームの名作に｢マリオカート｣というレースゲーム（シリーズ）があります。
その名のとおり、マリオたちがカートでレースを行うのですが、練られたバランスと楽しいアクションで人気が高く、スーパーファミコンから始まって、最近ではWiiでも新シリーズが発売されました。
またWiiはバーチャルコンソールでも、６４のマリオカートがダウンロードでき、往年の楽しさそのままに遊ぶことができます。
マブが｢やってみたい｣と言うので、つい先日、我が家でもダウンロードしてみました。

私はスーファミ時代から遊んだゲームですので、さすがにちょっとは慣れています。
マブやお姉ちゃんを相手にしても、ぶっちぎりでロケットダッシュを決め、妨害もさらりとかわしてらくらく優勝。
それでも、マブもお姉ちゃんも、二人で楽しそうにレースをしています。
時々は妻も加わって、下手は下手なりに（酷い）走りまくっています。
今遊んでも、色褪せないゲームの楽しさ、こういうのを「傑作」というのですね。

さて、ダウンロードから1ヶ月も経っていないある日。
｢おとうさん、マリオカートやろう｣
とマブが言うので、「ああいいとも」と、私は軽く受けて立ちました。

ところが！
この間まで、軽くひねっていたマブに、私は全く勝てません。
一応ＣＰＵには勝って2位にはなりますが、1位のマブとの間は、３周トータルで十数秒以上の差がついています。
「あたしともやろう！」
お姉ちゃんが言ってきたので対戦しましたが、もちろんこっちにもぜんぜん歯が立ちません。

私は背中に嫌な汗をかきながら、にこやか(そう)に言いました。
｢二人ともうまくなったなー、お父さんぜんぜん勝てないや｣

最初のあたりは私が勝っていましたので、マブもお姉ちゃんも、私が二人に合わせて適度に手を抜いてくれている、と思っているようです。
もちろん、現実はそうではありません。
手を抜くどころか、これ以上ないほど神経をすり減らして、指がつるほどアクセルボタンを押しているのですが。
私は痛感しました。
「しょせん、私の腕ではもう、
物心付いたときからアナログスティックのあった奴らには勝てない」


夏休み、うちの子供たちは(決まった時間なら)ゲームをしていい季節です。
先日も、マブに呼ばれました。
｢おとうさん、マリオカートやろう｣

私は(そろそろそう来るだろうと思っていたので)早々にビールを飲んでいました。
そして、マブに向かって首を振りました。
｢今日はダメだよ、ほら、飲酒運転になっちゃうから｣
「そっかぁ」
マブは寂しそうに、一人で遊び始めました。

私は凄く心苦しくも、この子が素直な子で助かった、そして
果たしていつまで父の威厳が保てるのだろう、と、背中に嫌な汗をかきました。



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