2008/11/29/

「最小変形・エンジンオー」


Asc04818 話題のnanoblockを使い、小さな小さなエンジンオーを作成しました。
nanoblockは、超ミニミニサイズのダイヤブロックで、一番小さい部品など、それこそ爪楊枝の頭くらいの大きさしかありません。
それで組み上げるのですから、出来上がるものも超ミニミニサイズ。
nano炎神キッズはそれぞれ6cmから10cm、合体後の身長は18cmという
手のひらサイズです。
しかし、
差し替え・余剰部品など全くなしに、完全変形・合体が行えます。

…まぁ、その小ささの中に変形ギミックをぶち込むために、いろんな所にしわ寄せが来ていますが気にしない。
いや、気にしないで下さい。頼むから。


Asc04615 nanoblockの部品構成は、だいたいこんな感じです。
正方形の平べったい部品が、縦横4mm×4mm。一番小さい(通称1ポチ)ものはその半分、2mm×2mmしかありません。
その代わりと言っては何ですが、ブロック同志の接合力は結構強く、むしろ外す時に苦労するほどです。

ただ、部品の種類はこれだけで、現在のダイヤブロックやレゴのような、ブロックを「横方向」に接続できる部品などはありません。もちろん、可動関節やヒンジなんか論外です。(あればどんなに楽なことか)

それだけの部品で、変形ギミックを盛り込むには、ちょっとコツがいります。


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ブロックのピンに対し、部品を水平に回転させるのは実に簡単です。
おのおのの1ポチ部分だけを組み合わせ、そこを回転軸にすればいいからです。
外れないよう、上下をブロックで挟み込めば、もうそれだけで完成。
(可動関節などない昔は、こんなの当たり前だったんですけどね)

ところが、ピンに対して正面に、または垂直に回転させるとなると、途端に難しくなってきます。
ブロックの接合部とは違った方向に力がかかるので、本来なら丈夫な軸や別のパーツが必要になるからです。
前述したように、nanoblockにはそんなものはないので、少々作り方を工夫しなければなりません。


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nanoblockは、縦に2個ブロックを組んだものを横に倒すと、だいたい2ポチ分くらいの幅になります。
それを他のブロックの上に重ね、さらに別の2個ブロックを積んだものを並べると、ちょうど良い空間を確保できます。
これらをまた、外れないように上からブロックで挟むと、組み上げる軸を正面方向に変えることができます。

これはあくまで1例ですし、これを回転軸として使うためには、他のパーツと干渉しないためにもう一工夫必要です。
が、取りあえずエンジンオーの変形くらいはできますので(肩の可動は諦めましたが)、nano炎神キッズおのおのをご紹介しましょう。


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まずはスピードル。
全長僅か8cmしかありませんが、きちんと翼を開くことができます。
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さらに車体下部から、エンジンオーの腕を展開し、劇中で使用する滑空モードも再現できます。
そのまま後部を開き、腕を伸ばして、合体準備OK。
車体上部、頭部に変形するエンジン部分も回転させることができます。


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続いてベアールV。
全長6cm、最も小さい彼女ですが、車体下部を開いて、
「おとうちゃんに『はしたないからやめとけと言われていた』」
という、大口開けミサイル発射も再現できます。そのまま下部を後に展開し、合体準備完了。
ちなみにこの車体下部は、取り外してVシールドにすることもできるようにしてあったのですが、
肝心のエンジンオーが肩が動かせない(^^;)ので、意味のないギミックになってしまいました。


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最後はバスオン。
一番大きい彼ですが、それでも全長10cm。
しかしきちんと、車体上部のバスオンミサイル発射口が展開します。
またこの中には、組み立て式エンジンソードも入っているのですが、前述のようにエンジンオーの肩が動かないので以下略。
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フロントグリルを前部に回転させ、爪先を引き出すと合体準備OK。
この爪先は、内部にブロックでスライド式レールとストッパーが造ってあるので、スムーズに収納・展開が可能です。


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各炎神キッズを組み上げて。
エンジンオー、チューンナップ!

…格納部位と強度の関係で、腕が細すぎることや、肩が前後に回らないのが残念ですが、
まぁこのサイズで完全変形を成し遂げたということで、ご容赦を。

・・・あれ?
肩が回らないということは、G9にはどうやってもなれないって事じゃないか!
設計間違えましたな・・・(やる気だったのか)。


Asc04834 まぁ、神姫さんの遊び相手もできたので、これはこれで良しとしましょう。

さて、このちびっちゃいエンジンオーを組み立てていると、
お姉ちゃんがやってきて、しげしげと眺めていました。
彼女は元々ブロック大好きですし、ちびっちゃいものももちろん好きなので、なんか感心していたようです。

「おとうさんって・・・ほんとに凄いね」
「そう?」
「うん、尊敬する」
いくつになっても、コドモから尊敬して貰えるのは嬉しいことです。
たとえどんなことであっても(^^;)。

彼女はさらに続けました。
「よく、こんな○○○○○○なことができるなぁって」
うん?今のところ、良く聞こえなかったんだけど?

私が
「今、何て言ったの?」と尋ねると、彼女は急に慌てて
「ううん、何でもない」
と言って、慌てて席を立ちました。

ちょっと待て!
今、○○○○○○って聞こえたぞ!おい!(^^;)


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2008/11/08/

「今どきのコドモ」


Asc04636 Asc04633 うちのマブと、新しいトランスフォーマーで遊んでいました。
これは
TRANSFORMERS UNIVERSE・ONSLAUGHT(オンスロート)。
装甲車から変形するやつですが、その格好良さ、そして玩具としての楽しさに、私もマブもうっとりです。

詳しいギミックなどは、うちの第2艦橋をご参照頂くとして。

私の部屋で、マブがこれを物珍しそうに見ていたので、私は彼に装甲車モードのコイツを渡しました。
「これ、どうやって変形させるか判る?」
「ううん」

さすがにマブも、テレビや雑誌で見たことがないトランスフォーマーに対しては慎重です。
「やってみな」
「うん!」

マブは説明書も見ずに、ああでもないこうでもないと捻っていましたが、さすがに慣れたもので、

初めて触るコイツも、3分程度で変形を完成させました。

このオンスロートには、右腕にスイッチがあり、肘の銃が跳ね上がるギミックがあるのですが、それには
「おおっ!」
と声を上げて、感心していました。そうだろうそうだろう。私も、そこに触った時は叫んだものさ。

Asc04635 この変形構成の素晴らしさ、ギミックの楽しさ、そして格好良さは、彼のハートをかなり射止めたようです。
よほど感極まったのか、マブは突然、オンスロートをがしっと掴み、天にかざして叫びました。

「これが、トランスフォーマーだよ!」

そうかそうか。語れ語れ。

・・・えー、ところが。

Asc04605 Asc04611 マブは、同じシリーズのもう一つのトランスフォーマー、
SILVERBOLT
(シルバーボルト)を見つけました。
飛行機のフォルムはスパルタンで、結構格好いいですし、その白いカラーリングも彼の目を惹いたのでしょう。

またしてもマブがこれを物珍しそうに見ていたので、私は彼に、飛行機モードのコイツを渡しました。
「これ、どうやって変形させるか判る?」
「ううん」
Asc04606 そこで私は、このシルバーボルトを、裏向きにして渡してやりました。

これでも判らない?」

マブは、あまりのことに呆然としています。

「・・・わかる」

「だろう?」

「たぶんママでもわかる

酷い言いようだが、おそらくその通りだ。
Asc04608 そしてマブは説明書も見ずに、ああでもないこうでもないと捻る間もなく、
初めて触るコイツを、5秒程度で変形を完成させました。
何の歓声もなく、無言です。

この素晴らしく年齢に配慮した(?)変形構成は、彼のハートにかなり衝撃を与えたようです。
よほど感極まったのか、マブは突然、シルバーボルトをがしっと掴み、天にかざして叫びました。

「今どきのコドモを、なめるなっ!」

そうかそうか。語れ語れ(^^;)。



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