2008/09/21/
「ごーおんじゃーかしてー」
うちの弟の子供・けんちゃん（仮名）は、保育園の幼児組ですが、弟と奥さんが朝早い仕事の時には、保育園に行くまでうちで預かることがあります。
「おはよー」と屈託なく我が家にやってきて、私も出勤しようとすると
「おじちゃん（私のこと）、ばいばーい」
と手を振ってくれます。
その笑顔の、たまらなく可愛いらしいこと。やっぱり子供は、小さいうちが花だなぁ（おい）。
さて、けんちゃんもさすがにうちの家系、ゴーオンジャーが大好きです。
弟にDXエンジンオーは買って貰ったようですが、それ以外はさすがに（躾とかあるし）持っていません。
そこで彼は、お休みの日とか、我が家に来るのを非常に楽しみにしています。
もちろん、うちには他の炎神連中が全部揃っているからです。
その、けんちゃんの「ここに来ることを楽しみにしている」ぶりは、傍目からも明かです。
何せ、平日は「おはよー」と言ってやって来るのに、休日は玄関開けるといきなり
「おじちゃん、ごーおんじゃーかしてー」
ですから。
まぁ、ちゃんと曜日分かって言ってるだけ、賢いですが。
私が、ガンバルオーチームとかを持って行ってやると、次には必ず
「おじちゃん（私のこと）、ごーおんじゃーのでんちかしてー」
と来ます。
「でんち」と言うのは「炎神ソウル」の事で、彼はどうやらアレがエンジンオーなどの「電池」だと思っているようです。
まぁ、そんなに間違っちゃいないだけ、賢いですが。
そうやって一揃い貸してあげると、けんちゃんは、それはそれは夢中になって遊び始めます。
いくら何でも失礼だと思ったのか、私の弟は、けんちゃんに
「おじちゃんからものを借りたら、お礼をちゃんと言うように」
と、教えてくれたようです。
ある日、弟夫婦とけんちゃんが揃って遊びに来た日。
私が、いつものようにガンバルオーチームを貸してあげると、けんちゃんは言いました。
「おじちゃんありがとう、だいすきー」
おお、偉いぞ、よく言えたな。
目は炎神達に釘付けのままで、淡々と棒読みだけどな！（笑）
弟が慌てて、けんちゃんに言いました。
「ほらけんちゃん、だめでしょ、もっとちゃんと、いつものようにお礼を言わないと」
するとけんちゃんは、ちょっと考えてから、「ああ」というような顔をして、にこやかに言いました。
「おじちゃん（私のこと）、ばいばーい」
はい、バイバイ・・・。 って、ここは俺の家だ！
お前が帰れ！（笑）
それを見ていた弟夫婦は、頷き合いました。
「まぁまぁ何てことでしょう」
「親の顔が見たいですな」
「ホントですな」
お前らもう帰れ(^^;)。
2008/09/11/
「クーラー」
うちの職場では、７月の下旬に大雨と落雷があり、電子機械が片っ端から止まりました。
避雷針の設備とか何にもないものですから、サーバからネットワークからみんな死んでしまい、完全復旧までには２日ほどかかりました。
その間、仕事をしなくてすんだのはいいのですが（おい）、一番困ったのはクーラー。
３０年ほど前の機械だったので、基盤が完全にやられ、電源すら入らない状態となりました。
普通なら、近所の電気屋さんに電話すれば、すぐに駆けつけてきてくれます。
しかしうちの職場は、本社が一括でクーラーを買ってしまっているとかで、私たちから他の業者さんに、修理（というかもう交換）をお願いすることができません。
仕方なく、私から本社に電話を入れたところ、
「クーラーの工事の予定が、４０件ほど（私たちより先に）入っているので、その後になります」
と、にこやかなお姉さんの声がしました。
「な・あ・ん・だ・あ・と・ぉ？」
うちの伍長がブチ切れました。
うちの職場のクーラーは、お客様の接遇スペース用を兼ねているので、私たちが暑いだけでなく、お客様にも直接ご迷惑がかかります。
「（うちの職場の）上の連中は、バカじゃないのか？」
そうですよ？今頃お気づきでしたか？（おい）
いまどきの職場というものは、ＯＡ機器の山。モニターもプリンターもサーバも、どいつもこいつも思い切りよく、熱を出すのです。
オマケに、うちはまだネットワークプリンタを導入しておらず（どうかしてるんじゃないのか？）、モニタ１台に対してプリンタも１台。またこいつが暑いこと(^^;)。
特に私の机は、モニタにプリンタ、そして背後に防犯カメラのデカい設備と、熱がこもってもう大変です。
室内温度計は４１度・・・ってこれ何？壊れてるんと違うの？(^^;)
そんなわけで、私たち（とお客様）は、８月のあの猛暑の中、クーラーなしで過ごしました。
１１時頃までは、窓を全開にしていればまだ耐えられるのですが、それ以降になるともうダメ。
頭が朦朧としてきて、仕事とかそういう段階じゃなくなってくるのです。
ある時なんか、新製品を売り込みに来た業者さんが、耐え切れなくなって帰っていってしまいました。もう末期症状です。
８月も下旬になり、室内の温度計を見ると
「あれ？今日は３３度だよ」
「道理で涼しいと思ったわ」
などという、ズレた会話がされる始末。よく耐えたな、私たち。
そして･･･結局、いつクーラーが直ったのかといいますと、昨日です。
９月に入り、朝晩もめっきり寒くなったので、我が家ではとうとう、朝は暖房を入れました。
まさにその日、職場にも、クーラー交換の業者さんがやって来てくれました。
堪え忍ぶこと、苦節１ヵ月半、ようやく新しいクーラーが付いたのです。
私と伍長は喜び勇んで、スイッチを入れました。
音も静か、瞬時に涼やかな風が流れます。
「・・・寒っ！」
私たちは同時に叫ぶと、すぐにスイッチを切りました。
もうこの年、このクーラーを使うことはないでしょう。