2007/08/26/

「着メロ」


私の携帯の着メロは今、 「仮面ライダー電王」の変身音（正確には「ソードフォームへの変身待機音」）にしてあります。
劇中でおなじみの「♪チャラリラ、チェーロリレーロリ」というアレですね。
ようやく公式サイトで配信されたので、喜んでダウンロードしたところです。
今まではいろんな「着うた」を使っていたのですが、どうしても「電話が鳴っている」様な感じがしないもので、大事な要件もすっぽかしてしまったり（おい）しがちでした。
しかしこの着メロだと、音質もクリアで携帯が鳴っていることに気が付きやすいため、重宝しています。

さて、昨日ちょっとした用事があり、お休みをもらって街の方へ出かけていました。
無事に終わったので、遅い昼食を食べてから帰ろうと、デパートのロビーの椅子に腰掛けて「どこで食べようかな」と考えていました。
すると、私の携帯が鳴り始めました。もちろん先ほどの、電王の着メロです。
「休みなのにめんどくさいなぁ」と思って、携帯に出ようとしたところ。
突然、私の前に座っていた親子連れ、５歳くらいの男の子が、がばっと立ち上がりました。
そして、キョロキョロとあちこちを見回しています。
どうも、私の着メロに気が付いたようです。

「げげっ」
私はさり気なく立ち上がり、そばにあった男子用トイレに歩いていきました。
そこは引き戸式になっており、更に中に個室があります。
個室の中で、電話の相手先を見ると、上司の一人のようです。
もちろん、休みなのでシカトしました（おい）。（いやいや、一応メールを打って、対処するようにしました）
「送信」を押して、さて個室から出ようか、と思った時。

また突然、外側の引き戸がガラガラッ！と開く音がしました。
そして、子供が

「おかーさん！
　あの人、デンライナーに乗ってッちゃったよッ！」
と、叫ぶ声が聞こえました。

Dsc02048 仮面ライダー電王の乗るデンライナーは、時を駆ける電車です。
ライダーチケットを持っている人間が、ゾロ目の時間にどこかのドアに入ると、そこがデンライナーの入り口となり、乗り込むことができるのです。
しかし普通の人がそのドアに入っても、何もおきません。前に入った（ライダーチケットを持っている人）は、まるで消えてしまったように見えるのです。
あの子は、私が個室に入ったので、本当に消えてしまったかと思ったのでしょう。
私は心の中で、くすくす笑いました。

そのうち、その子はお母さんに諭されたのでしょう、引き戸が閉まる音がしました。
もうちょっと経ったら出ていこうかと思ったら。

また突然、外側の引き戸がガラガラッ！と開く音がして、
「だからほんとうだってばッ！」
と、叫ぶ子供の声が聞こえました。

ぐへっ！
まさかこのタイミングで出ていくのもちょっとアレですし、とにかくどうにも気まずい(^^;)。
何とか、あの子が諦めてくれるのを待つしかありません。
・・・こうして私は、トイレから出るタイミングを失い、そんなことをしている間に、もう電車の時間が来てしまいました。
仕方なくトイレからコソーリと出ると、さすがにもうあの子はいませんでしたが、結局昼は食べ損ねました。
何やってんだろうなぁ俺。

よく考えたら、別にただ普通に出てくればよかっただけのような気もしますが。人様の子の夢を壊すのも、ねぇ。

家に帰ってこの話をすると、妻が言いました。

「アンタお人好しすぎ」

まぁそうかも知れん。




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2007/08/19/

「映画・トランスフォーマー（ネタバレなし）」


マブと二人で、噂の映画「トランスフォーマー」を見に行ってきました。
お姉ちゃんもさんざん行きたいとゴネていたのですが、友達とハリーポッターを見に行く約束になっていたので、妻に却下されたのです。

ネタバレになってしまうので詳しい感想は避けますが、とにかく、およそＣＧに興味があるものにとってはもう脱帽。
圧倒的な映像の迫力に衝撃を受けました。
バンブルビーの最初の変形にはゾクゾクしましたし、 オプティマスプライムに至っては、 何がどうやったらああなるのか、１回見ただけでは全然分からない(^^;)ほどです。

何でも、トランスフォーマーの映画を作ると聞いて、
「俺にも参加させてくれ」
と駆けつけたスタッフが非常に多かったということですから。
その心意気は十二分に伝わりました。私もマブも大満足です。

Dsc02142 当然のごとく、映画の帰りにはトイザらスに寄り、写真の連中をゲットしてきました。
アイアンハイドもブロウル（デバステーター）も、劇中の大活躍が印象的でしたからね。
最初はあまりピンと来なかった「オートモーフィング機構（自動連動変形）」も、映像を見てからだと
「（少なくとも今回の連中には）
　これがないと『トランスフォーマー』って感じがしないなぁ」
と思うようになりました。

さて、ここからが今日の本題です。

映画の帰り、車の中で、トランスフォーマーについてマブと熱く語り合っていたところ。
マブが突然、こんなことを言い出しました。

「じゃぁとんたん、映画に出てきたトランスフォーマーの中で、一番ダメダメさんなのは誰でしょう？」

え？
バンブルビーの勇姿は格好良かったし、オプティマスプライムは実に正統派なりーダーだったし。
メガトロン は（当たり前だけど）メチャクチャ強かったし、スタースクリームもブラックアウトも、みんな結構見せ場があったしなぁ。
一番目立たなかったのは・・・ラチェットかな？
私がそう言うと、マブはニコニコしながら答えました。

「ちがうよ、じゃぁ、オプティマスプライムを短く（省略して）言ってみて」
「オプ・・・プラ？」
「スタースクリームは？」
「スタスク」
「じゃあ、ボーンクラッシャーは？」
「ボン・・・ああ、なるほどね」


マブや私たちの夏休みもそろそろお終い。
現実と戦う季節の始まりです。




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2007/08/11/

「夏休み」


暑い日々がやってきましたね。
先日、私は短い夏休みをもらい、家族で東京へと出かけました。
（いろいろ遊びスポットを教えて頂いた皆さん、本当にありがとうございました）
上京するにあたり、どこに行きたいのかを聞いたところ、お姉ちゃんが即答しました。

「アキハバラ！」

女子中学生が真っ先にあげる場所が、それでいいのか？原宿とか渋谷とかじゃないのか？

「だって、そんなところに行ってもつまんなさそうだもん」

心強いお答えです。
マブも賛同したので、とりあえず１日はアキバ巡りとなりました。
妻はなんかゴニョゴニョ言っていましたが。

海洋堂だのボークスだのアソビットシティだの、もはやどこに行ったかすら忘れるほど引きずり回されましたが、子供たちはウキウキ、私たちはヘトヘトです。
妻がぼそっと言いました。
「あたしはいざ知らず、（一緒になってウキウキするはずの）あなたまでヘトヘトってことは、
　二人とももうダメ。若くないってことよ」
いや全くその通り。秋葉原を歩くのに嫌気がさすなんて、私も落ちたものです（遠い目）。

その日はせっかくだからおいしいものを食べようと、レストランで夕食。
私も、せめて元気を取り戻そうと、ガブガブビールを頂きます。
「そんなに飲むと太るわよ？」
「今日なんか、汗いっぱいかいたから平気だよ」

翌日は東京ドームシティへ。

ゲキレンジャーショーも見ようかと思ったのですが、マブが珍しく
「今日は別に良いから、それより他ので、いっぱい遊ぼう」
と言ったので、片っ端からアトラクションに乗り込みました。
先日と同様、子供たちは大はしゃぎ、私たちはヘトヘトです。
妻がぼそっと言いました。
「もうダメ。若くな」
「みなまで言うな」

それでもそこらを散策していると、広場にジャンピングスペースが設置されていました。
トランポリンと強力なゴムを併用し、高く飛び上がったり回転したりすることが楽しめる、小さな施設です。
見ると
「子供も大人も、体重７０kgまでならＯＫ」
とのことだったので、さっそくマブと申し込みました。
そのマブの嬉しそうなことといったら。
飛び上がるたびに「うひょー」と叫びながら、毎回違うポーズで降りて来て、上空で回転までしています。
多分、電王になったりゲキレッドになったり、メビウスになったりしているのでしょう。
１分間という時間制限がありますが、十分楽しめるものでした。

次は私の番です。
マブがあれだけやったんだったら、負けてるわけには行きませんね。
最初は宇宙刑事ギャバンのポーズで着地、次は仮面ライダーＲＸ風にジャンプ・・等と考えていると、係のお姉さんが言いました。
「では一応、体重を量らせてくださいね」
「はいはい」
私はウキウキと体重計に乗りました。私の体重は６６kg、服を着ていても上乗せ２kgがいいところでしょう。

ところが！

何と体重計の針は、７０．３kgを指しています。
「えええーっ！何でーっ！」
私が驚愕していると、お姉さんが気の毒そうに言いました。
「ごめんなさいね、規則だからお乗せできません・・・。お金はお返しします」

意気消沈してみんなの所へ戻ると、妻がにやにやして言いました。
「ほらね、あんなに（夕べ）飲んじゃダメって言ったでしょ」
あれか！あのビールがいけなかったのか！うわーん！

というわけで、私はその日、いや、この夏一番楽しそうだったものに参加できませんでした。なんてこったい！
皆さんも、体調管理には十分ご注意下さい。
おまけ：

おみやげに買った、噂の「ラーメン缶」。

食べた感想はというと

「これ・・・ラーメンというより
　シラタキだよね？」



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2007/08/05/

「おつまみ」


この１年くらい、研修仕事また研修で、土日にのんびり休んだ記憶が全くありません。
仕事なんだから当たり前と言われればそれまでですが、ゆっくりオモチャで子供たちと遊べないのはつまらないものです。
早く何とかならんもんかな。

さて、そんなヘトヘト気味の今日この頃。
土曜日に仕事から帰宅すると、妻が晩酌用におつまみを用意してくれていました。

「うちの畑で取れたのよ。
　いつも大変そうだから、たまにはゆっくりしたら」
と、枝豆を茹でてくれたのです。
普段から忙しく、いつもはそんなことをしてくれるほど余裕がない妻ですが、ここんところの私のテンパリ具合を気遣ってくれたのでしょう。ありがたいことです。
さっそく頂くことにしました。

シャワー後のビールはたまりませんな。
むひー。生き返るー。

さて、それではやっと枝豆を、と最初の１個を片手で剥くと。
残念ながら中身はスカスカで、豆が入っていませんでした。
「虫に食われていたのかなぁ」 と思って、次の枝豆に手を伸ばすと。
妻が、信じられない！という顔つきで、こっちを見ています。

「・・・どうしたの？」
と尋ねると、彼女は言いました。

「まさか、最初の１個目で引っかかるなんて！さすがよ！」
「はい？」
「その枝豆の中に、１個だけ（中の豆をもう食べてしまった）空のサヤを混ぜておいたのよ！
　それを取った時に
　『やーい、引っかかった～』
　って言ってやろうと思って！」

子供かアンタは。

「でも凄いわ、さすがはアナタね！
　まさか最初の１個で当てるとは思わなかったわ！何だか感動！」

その時、実に嫌な予感がして、私は尋ねました。

「あの、もしかしてさ、それがやりたいがためだけに、枝豆茹でたんじゃない？」

すると妻は、不思議そうな顔をして答えました。

「当たり前でしょ？」

さすがはウチの嫁だ。

梅雨も明け、夏はこれから。まだまだ暑くなりそうです。


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