Doc

2007/03/25/

「証拠」

子供たちは春休みに入りました。
マブは朝起きると、さっさとその日の宿題を片づけ、本を読んだり遊んだり、ゲームをしたりしています。
Wiiでやっているのは、主にバーチャルコンソールによる「スーパーマリオワールド」のようです。
お姉ちゃんは「おどるメイドインワリオ」と、バーチャルコンソールの「ゼルダの伝説－神々のトライフォース」を遊んでいるようです。

二人とも、うちの妻に
「ゲームは１人１回、１日３０分まで」
と決められています。
もっとも、私も妻もまだ仕事だし、それを検証する手段がないので、二人の「良心」に任せていたのですが。

先日、Wiiの画面を見ていると、あることに気が付きました。
最初の画面に手紙のアイコンがあるのですが、それをクリックすると、今までWiiで遊んだ履歴（遊んだ時間）が表示されるのです。

それに気が付いた私は、みんなを呼びました。妻もやってきます。
「知ってる？ここをクリックすると・・・
　今までWiiで遊んだ時間が分かるんだよ」

マブは素直に「へー」と感心していますが・・・。
その時ほど、お姉ちゃんの顔が青くなったのを、今まで見たことがありません（笑）。
絶体絶命のピンチに追いやられたことに気が付いたのでしょう。
でも面白いので（おい）、私は画面を進めました。

すると、こんな表示が出てきました。

３月２１日	今日のプレイ時間
	スーパーマリオブラザーズ	０：３１
	おどるメイドインワリオ	０：３９

スーパーマリオはマブで、おどる～はお姉ちゃんの、それぞれのゲームのプレイ時間です。
妻が言いました。
「まぁ、ちょっと約束をオーバーしてるけど、許してあげるか」
お姉ちゃんは、心からほっとしたような顔を・・・一生懸命隠して、頷いています。

私は、彼女の動揺のワケを知っています。すでに、スクロールさせてその続きを見たからです。

　　　おどるメイドインワリオ　　

　　　０：３９

の下には、同じ日付で、

	ゼルダの伝説	０：４３
	おどるメイドインワリオ	０：５２

が続いていたからです。

妻が隣の部屋に行ってから、私はお姉ちゃんの耳元で囁きました。
「ダメでしょ、約束破っちゃ。隠してもすぐバレるんだからね」
「ごべんだだい」
彼女は殊勝な顔をして呟きました。

さて。
私は平日、ほとんどお酒を飲みませんが、休日はゆっくり晩酌を楽しむときもあります。
とは言っても、私も
「缶ビールは（私に与えておくと、見境なく飲んでしまうので）１日３本まで」
と、妻に決められています。

でもほら、ビールを飲みながらホビー雑誌を読むときの幸せ感と言ったら。
つい興が乗ってくるのもしょうがないですよね。
妻がお風呂に入っているのを幸い、３つ目の缶を素早くゴミ箱に捨て、４本目を冷蔵庫から出しました。もちろん倉庫から、４本目を補充しておきます。

ところがその現場を、お姉ちゃんに見られました。

「お父さん、それ何本目」
「えーっと・・・にょん本目かにゃ」
「ダメでしょ、約束破っちゃ。隠してもすぐバレるんだからね」
彼女は、勝ち誇ったような顔をして言いました。

なんだコイツ、その一本取ったような顔は！
誰がゲームの件、見逃してあげたと思ってるんだ！ムキー！ (^^;)

このページの最初へ

2007/03/18/

「レイトン教授と不思議な町」

これはNintendo-DSのソフトですが、これがまた非常に面白い。
レイトン教授（と助手）になって、不思議な街の不思議な事件を解決していくのですが、何かというと出題される「ナゾ」を解決する方がメイン、と言っても過言ではありません。
謎を見事に解くと、「ナゾ解明！」の演出が入るのですが、これがまた非常にカタルシスを与えてくれます。
「ナゾは、解けるからナゾなのだよ」

逆に、解明をしくじると「失敗」の演出となり、レイトン教授が落ち込んで
「英国紳士として恥ずかしい・・・」
などと言ってくれます。

ナゾを少しずつ解いていくのも良いですし、そのナゾを知らない誰かに出題するのも楽しいです。
お勧めですよ、このソフト。

「夢」

さて、先日の出張の際、私はこのソフトを絶対持って行こうと思っていたのですが、うっかり自室に置いたまま、空っぽのNintendo-DSだけを持って行ってしまいました。
ナゾを解く時間はたっぷりあったのに、返す返すも残念です。
そのせいかどうか知りませんが、出張先のホテルで、私はこんな夢を見ました。

私が休んでいると、何か得体の知れない人物に襲われました。
理由も状況も分かりませんが、私はとにかく跳ね起き、部屋を飛び出して思い切りドアを閉めました。
オートロックのかかる音がして、ドアが施錠されました。

「良かった・・・」

私はほっと一安心して、辺りを見回しました。
すると。

私は何故か、浴衣一丁で、スリッパも履かずに、廊下に佇んでいます。
目の前には、ホテルの部屋番号「８２１」が、綺麗な金色のレリーフで飾られています。
眼鏡がないのでよく見えませんが、どうもそこは、私が出張で宿泊したホテルの廊下のようです。
「あれ？」

そう、私が誰かに襲われたと思ったところまでは、まさしく夢でした。
ところがその後跳び起きて、部屋を飛び出し、ドアを閉めたのは、
夢でも何でもなく、寝ぼけた私がしでかした現実だったのです。

確かに、（珍しく）部屋を真っ暗にして眠ったので、何が何だか分からなかったのは事実です。
しかし私は、ビールを１本飲んでいただけで、さほど酔っぱらっていたわけでもありません。
にもかかわらず、いい年した大の大人が、夢にうなされて部屋を飛び出すとは、いったいどうしたわけでしょう。
レイトン教授の言葉を借りれば
「英国紳士として恥ずかしい（いや日本人だが）」です。

その後私は、神妙な顔をしてフロントに降りていき、
「寝ぼけて、オートロックをかけてしまいました・・・（嘘じゃないよね）」
と、フロントのお兄さんに謝って、マスターキーを持ってきてもらいました。
部屋に来るまでの、エレベータ内部（私とフロントのお兄さんだけ）の、気まずいことったらありゃしません。

それでも無事部屋に連れてきてもらい、フロントのお兄さんが部屋を開けると。

「・・・あれ？」

私のベッドに、誰か知らないおじちゃんが寝ています。

慌てて私が部屋を飛び出し、ドアのレリーフを見ると。
「６２１」
私は確かに、自分の部屋を「８２１」と言った（・・・よな？）のですが、
フロントのお兄さんは聞き間違えたらしく、６階の（赤の他人の）部屋を開けてしまったのです。

私の後ろで、お兄さんが「すいませんすいません」と、知らないおじちゃんに謝っています。
私はもう小さくなって、部屋の外で待っていました。
その後、正しい部屋に上がって来るまでの、エレベータ内部（私とフロントのお兄さんだけ）の、気まずいことったら以下略。
お兄さんはしきりに「すいませんすいません」を繰り返しますが、いや、謝らなきゃいけないのは私の方です。

先日のことといい、私はなぜ、どうして、こんなスットボケた大人になってしまったのでしょう。
教えて！レイトン教授！

「ナゾは、解けないからナゾなのだよ」

このページの最初へ

2007/03/10/

「出張の準備」

うちの職場では大規模なシステムの改修があり、私も何日か泊まり込みで、研修に行くことになりました。
しばらくホテル住まいなので、それなりの準備をしなければなりません。

	→		→
まずは鞄を用意して。		ノートパソコンを持っていって、このページの更新準備くらいはしないと。		ホテルでちびちび飲む時のため情報誌をたっぷり積んで。

	→		→
DX超合金アクエリオンを持っていけば暇な時も安心です。		忘れちゃいけない NINTENDO DS Lite。		文庫本も少々用意して。

	→		→
携帯の充電器なんかも入れて。		EXOFORCE・・・は、残念ながら入りませんでした。		いろいろ入れ替えて、準備完了。

と、ここまでした時に、私ははたと気が付きました。
「ああ、いけないいけない」
そこで、妻にお願いしました。

「ごめん、鞄もう一つ出してくれる」
「どうしたの？」
「うん、いろいろやってみたんだけど
　着替えと洗面用具と研修の資料が入らないんだ」

普通の家なら、何か言われる状況なのかも知れませんが、すでにうちの奥さんは慣れたもので
何にもいわずに鞄を出してくれました。ありがたいですねぇ。（あのなぁ）

ところが、いざホテルに入り、鞄の中身を出していた時。
私は、とんでもない失敗をしていたことに気が付きました。
それはもう、社会人としてあるまじき行為です。

さて、それは次の３つのうち、どれでしょう。

ノートパソコンを持っていったが、電源コードを入れ忘れた。
NINTENDO DS Liteを持っていったが、肝心のソフト「レイトン教授と不思議な町」を入れ忘れた。
強攻型アクエリオンを持っていったが、３号機・ベクターデルタを入れ忘れた。

いうまでもないかも知れませんが、答えは「全部」です。
生きていて、今までいろんなことがありましたが、
「いやホント、俺もう（人として）ダメかも」
と思ったのは初めてです（あのね）。

このページの最初へ