2006/04/22/
「ツンデレ」
世間では今、「ツンデレ」と呼ばれるタイプの女性が流行っているようですな。
（私がこういうことを言い出す時点で、すでにブームは終わっているような気もしますけど）
これは
「他の人の前だと（恥ずかしいから）ツンツンしているけど、二人きりになるとデレデレしちゃう」
ということだそうで、まぁなんだ、そういう言動も男心をくすぐるわけです。
何でこんなことを言い出すかというと、私の「ファミ通」を読んでいた娘が、突然私に聞いたからです。
「おとうさん、ツンデレって何？」
どうも今度、ヒロインがみんなツンデレのゲームが発売されるようですね。
私が説明してあげると、彼女は何だか嬉しそうに言いました。
「じゃぁ、うちのママはツンデレってことだね！」
いやどうなんだろ、確かにみんなの前じゃツンツンしてるけど。
私と二人っきりの時は
「ツンデレ」と言うよりも「ツンギラ」
（ギラ＝ドラゴンクエストの、炎による攻撃呪文）」のような気がするけどなぁ。
私がそう思っていると、当の妻が言いました。
「私がツンデレなら、あなた（私）は『ツンドク』ね」
「何それ」
「買ったプラモを、作らないで積んでおくだけってことよ」
「ツンギラ」なんか生ぬるい。
「ツンザキ（ザキ＝ドラゴンクエストの、
敵を即死させる呪文）」の方が適切だったなぁ。
「男の器」
先日家族でＴＶを見ていると、「トリビアの泉」で、こんなネタをやっていました。
「女性が、彼氏と二人、レストランで食事を注文したら、食事に髪の毛が入っていた。
そのときの彼の対応で、最も『男の器がでかい』と思われる対応は、どんなものなのか？」
１００組のカップルの対応を見て、もっとも好印象を与えた男性の行動を探ろう、というものでした。（もちろん髪の毛は、食べても問題のない偽物でした）
それにしても、いろんな人がいるものです。
店員さんを呼んで声を荒げる男性、
「誠意を見せろ」と（暗にタダにしろと）言う男性、
どうしよう、どうしようとグズグズしている男性。
最も一般的だったのは、小さな声で店員さんを呼んで「交換してください」という人。
まぁ普通はこうでしょうね。
ほぼ全部食べてから、クレームを付けるという、お前そりゃダメだろという人もいました。
そんな中、女性からもっとも好印象を持たれた男性の対応は
店員さんを呼んで、
「ちょっと当たりクジが入ってるんだけど（笑）」
と、ユーモアに交えてさりげなく注意してくれた人でした。
事を荒立てず、店員さんのメンツや周りのお客さんへの配慮も行き届いた、見事な対応です。女性の好感度が高いのも当然。
すると、娘が尋ねました。
「おとうさんだったらどうする？」
私はしばらく考えましたが、
「そうだな、もしママのお皿の料理に髪の毛が入っていたら、
『俺のと換えな』って言って、自分のお皿と交換してあげるかな」
と答えました。
「なるほどー」
娘は感心しています。私の考えた対応はその１００組の中にはなかったので、どんな評価を受けるかはわからないのですが。
しかし、そこで妻が言いました。
「何言ってるの。
あなたが、料理に髪の毛が入ってるかどうかなんて、気が付くわけないでしょ」
見事なツンザキだ。
2006/04/15/
「もっと脳を鍛える」
 |
うちの職場では、最近突然、脳年齢チェックがブームとなりました。
もちろん、松嶋奈々子さんのCMが印象的だった「もっと脳を鍛える大人のＤＳトレーニング」の影響です。
あっという間に、職場のメンバーの４分の３が、脳年齢の若返りに挑むようになりました。
その中には、それまでNINTENDO DSはおろか、ゲーム機そのものを買ったことがないという妙齢の女性まで含まれています。 |
CMの効果もあるでしょうし、ソフトそのものも非常に良くできていて、確かに面白いです。
しかし、うちの職場で流行っている理由は、なんと言っても、
「年代の離れた者とでも、みんな同等に競い合える」
ここにあると思います。
今までのゲームはどうしても、反射神経に優れた若者の方が上手に決まっていました。
しかしこの「脳を鍛える」シリーズは、たとえ肉体的には動きがキビシい中年であっても、脳の鍛え方によっては十分に若者と渡り合うことができます。
壮年のおじちゃんの方が、年が倍近く離れた娘さんより、脳年齢がずっと若く判定されたこともありますし。
また、共通の話題が出来たことによって、年が離れていても熱く語り合うことが出来るようになったのも、良いことだと思います。
「『聖徳太子（同時に発せられた、複数の言葉を聞き分けるゲーム）』って、難しすぎませんか？」
「あれはね、ヘッドホン使うと、かなり楽なんだよ」
「なるほど！」
とか。
携帯ゲームの裾野を広げたという意味でも、賞賛されるべきだと思います。
問題があるとすれば、これを書いている４月中旬現在では、
「脳年齢を２０歳代に戻すことよりも、
NINTENDO DS（lite）本体を手に入れることの方が、ずっと難しい」
ということでしょうか。
私だって、発売前から予約していたのに、結構待たされましたからね。
「もっともっと脳を鍛える」
 |
そんなわけで、私も脳の若返りに挑戦を始めました。
今のところ、左の写真のような年齢で、もうちょい頑張りたいなぁと思っています。
これでも、我が家の中では一番脳年齢が若いですね。
うちのお姉ちゃんやマブだと、まだ知らない漢字が多いのがネックになっているようです。
え？妻の脳年齢ですか？
私は、そんなことを他人に教えるほど、命知らずではありません(^^;)。
|
でも、そうやってすらすらとタッチペンを使いこなし、（家族の中では比較的）高速で問題を解いていく私の姿は、マブにとっては驚愕の対象らしいです。
「とんたん、どうしてそんなにはやく、答えかけるの？」
「うーん、こっちの（画面を見ている）脳と、こっちの（手で字を書いている）脳と、
切り替えて使い分けてるからかな！（そうなのか？）」
「ふーん」
マブは感嘆することしきりです。
さて、本日の夕食のおかずは麻婆豆腐でした。
我が家では、ご飯とみそ汁はお箸で食べますが、麻婆豆腐は大きめのスプーンで食べます。
でも私は、麻婆豆腐をスプーンで食べていると、だんだんめんどくさくなって、ご飯やみそ汁もスプーンで食べてしまったりします。
そして、妻に叱られます。
そんなことって、普通に良くしませんかねぇ？・・・しないですか。失礼しました。
今日も私は、ボーっとご飯を食べていると、いつの間にか
麻婆豆腐のお椀を持ったまま、それを箸で掬おうとしていたり、
逆に、スプーンで漬け物を食べようとかしていました。
そんなことって、普通に良くしませんかねぇ？・・・しないですか。失礼しました。
妻が、呆れたんだか悲しいんだか、どっちつかずの目で私を見ました。
「あなたは何で、DSで脳を使い分けるのは出来るのに、
ご飯を食べるお箸と、麻婆豆腐を食べるスプーンと、そのくらいの使い分けが出来ないの？」
脳年齢というのは、不思議なものですなぁ（まるで他人事のように）。
2006/04/08/
「コンタクト」
実は私は、子供の頃から、ドの付く近眼です。
どうも眼鏡は今ひとつ体に慣れず、小学生の時からコンタクトレンズをしていました。
先日、ついうっかりとコンタクトレンズを割ってしまいました。
幸い保険が効いたので、無料で交換して貰えますが、新しいものが来るまでは、しばらく眼鏡をすることになりました。
職場に眼鏡をかけていくのは初めてです。
中には、私が近眼だということに今まで全く気づかなかった人もいて、
「眼鏡かけるんだ」とビックリされたりもしました。
ある後輩（女性）もその一人でした。
彼女は、私の眼鏡をかけた顔をじっくりと見て言いました。
「先輩（私）って、そうしてると、まるで」
「まるで？」
「社会人みたいですね」
今まで何だと思ってたんだ。
「父と接する」
先日親戚の集まりがあり、そこに私たち家族も全員出席しました。
親戚には、私より年上のいとこがいて、そこのお嬢さんは
うちのお姉ちゃんと年も近く、親切にいつも遊んでくれます。
私たちがドンチャカ飲み食いをしていると、そのお嬢さん－Ｋちゃんということにしておきましょう－が、うちのお姉ちゃんと話をしているのが漏れ聞こえました。
Ｋちゃんが、何か愚痴をこぼしているようです。
「みーちゃん（うちの娘）って、自分のお父さん（私）と仲が良いよね」
「そうだよ」
と娘。
「あたしさぁ、最近、自分のお父さんとどうやって接したらいいのか、わからなくなっちゃって」
年頃の女の子なら、そんな風に感じても仕方ないところがあるかも知れませんね。
彼女の悩みは深刻なようです。
ところが、うちのお姉ちゃんは、至極あっさりと答えました。
「普通に遊んであげれば良いんじゃない？」
「遊ぶって？」
「たとえば、いっしょにガンプラ作ってあげたりとか」
Ｋちゃんは、相談する相手を間違えていることに気づいたようですが、今更中断するわけにも行きません。
困って言葉を続けました。
「でもあたし、ガンプラとか作らないし・・・」
するとお姉ちゃんは、何だか自慢げに言いました。
「やっぱり、自分でお父さんに合わせてあげなきゃ」
 |
そう・・・。
君のこの部屋は、
合わせてくれてたのね、親に。
へぇ・・・（遠い目）。 |
2006/04/01/
「ウルトラマン」
４月から、新しいウルトラマン「ウルトラマンメビウス」が放映されるそうです。
今回は、いわゆる平成ウルトラマン以前の物語と直接リンクしており、歴代の光の国の戦士や、ウルトラの父・母も登場するようです。
こんな待ち遠しいこともありませんね。今から非常に楽しみです。
問題は、私の地方で放映してくれるかどうか、なんですけど・・・。
 | さて、先日のスポーツ新聞に、そのメビウスのお披露目記者会見の模様が載っていました。
歴代ウルトラ戦士がずらりと並び、新しい戦士の誕生を祝っています。
式典だからなのか、彼らも全員黒いスーツで正装して、写真に写っています。
何か今ひとつ似合わないような気もしますが、まあいいでしょう。
|
その写真には、こんなキャプションが書かれていました。
「キミは、ウルトラ戦士の名前が全部わかるかな？」
全員いつもの姿だったら、簡単にわかる子供たちも多いでしょう。
しかし今回、彼らは同じスーツ姿です。
頭と手首、ブーツしか、スーツの外に出ている部分はありません。
それだけで判断するのは、さすがに少々難しいかも知れません。
妻はさっそく、マブを呼びつけました。
「マブ、これ全部わかる？」
もちろん彼は自信満々で、上段の端から次々、ウルトラ戦士の名前を言っていきます。
「チャック、スコット、ベス、・・・」
まぁこれくらいなら、彼には朝飯前でしょう。
私もちらっと写真を見ましたが、もちろんほぼ全部わかります。
良かった、まだウルトラの脳内領域はパンクしてないようです（笑）。
しかし。
あれ？ウルトラの父の角で、顔が半分隠れてるヤツがいるけど、なんだっけコイツ？
マブはさらっと答えます。
「レジェンド」
レ・・・レ・・・ああ、いたっけ、そんなヤツ（汗）。
マブは続けます。
「レオ、アストラ、マックス、ネクサス、コスモス、ジャスティス・・・」
ところが、あるキャラを３人残して、彼の読み上げは止まってしまいました。
その３人とは、ゾフィ、初代ウルトラマン、帰ってきたウルトラマン（ジャック）です。
彼らでは、マブがわからないのも当然です。
なぜなら、彼らの着ぐるみの頭部は使い回し・・・もとい、ほとんど同じものを使っていて、胸や肘、膝の模様が違うだけのはずですから。
厳密には、帰ってきたウルトラマンの頭部は、他の二人とはちょっと違うはずですけどね。
どちらにしても遠目の写真、しかもスーツ姿では、区別の付けようがありません。
私が（どうやって見分けろっていうんだ？）思っていると、マブは一人を指さしました。
「これはジャックだよ」
「なんで？」
「（ウルトラ）ブレスレットしてるもん」
なるほど。そりゃそうだ。
しかしお前、良くこんな写真でわかるな。私には見えないぞ？
それはともかく、残りの二人はさすがにどうしようもありません。
「こんなの、わかるわけないだろ。
だって着ぐるみ（の顔）、同じなんだから」
私がそう言うと、妻が勝ち誇ったように答えました。
「甘いわね、あなたも。
こっち（中央寄り）がウルトラマンで、こっち（向かって右端寄り）がゾフィよ」
答えを見ると、確かに妻の言うとおりです。
「何でわかったんだよ」
私が尋ねると、妻は高らかに宣言しました。
「こういうセレモニーだったら、
真ん中にウルトラマンとセブンを置くに決まってるじゃない！
ゾフィなんざぁ末席よ！」
身も蓋もありゃしねぇ。
しかし、妻が（マブや私でさえわからなかった）ウルトラ兄弟の区別をしたのは事実です。
そのためにどうも、あれ以降マブの中では、ことウルトラマンに関しては
１ばん・ママ
２ばん・マブ
３ばん・とんたん
とランク付けされてしまっているようです。
こんな屈辱は、生まれて初めてです。
（安い屈辱だな・・・）