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2004/05/29

「旅行」

先日、札幌まで行ってきました。
と言っても、ほとんど上司の接待みたいなものですので、楽しい時間などほとんどありません。
バスや飛行機の手配から、道中の飲み物の確保まで、ただ大変なだけです。
でもせっかく北海道まで来たのですから、楽しまなければ損。
夕食までの空いた時間、街に飛び出して、そこら辺を散策しました。
もちろん、プラモ屋さんかオモチャ屋さんを探すのです。

しかし、誰がホテルを予約したのか知りませんが、私たちの泊まった場所は
ススキノのすぐ側。
飲み屋さんや、いわゆる風俗のお店がいっぱいです。
興味のある方はいいのでしょうが、私はそんな場所に寄るくらいなら
新発売のマスターグレード・リックディアスを買う男（それもどうよ・・）なので、
この近辺のお店の方には非常に申し訳ないのですが、全然面白くありません。

このあたりは呼び込みのおじちゃんや、お姉ちゃんたちが非常に多く、
それこそ２ｍも歩かないうちに声をかけられます。
「お兄さん、いい娘いるよ！」
最初は適当に流していた私ですが、あんまり何度も声をかけられるのと、自由時間の残りが減ってきたのとで、だんだんイラついてきました。
そんなに俺、物欲しそうな顔をしてるか？って。
いや多分、物欲しそうな顔をしていたんでしょう。
私の欲しい物は、おじちゃんたちが教えてくれるのとは、別のモノだと思いますが。

十何回目かに、呼び込みの若いお姉ちゃんに
「お兄さん、どこか探してるの？」と声をかけられたとき、つい返答してしまいました。
「ああ、プラモ屋」

そのときの呼び込みのお姉ちゃんが、ポカンとしていたのを思い出します。
ごめんよ、俺、大人げなかったよね。いろんな意味で。

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2004/05/21

「ケロロ軍曹」

今回は、「ケロロ軍曹」というコミック（もしくはアニメ）をご存じない方には、全く意味が通じない話となりますが、ご勘弁下さい。
もっとも「○○を知らないと意味が通じない」なんて、今に始まったことじゃないよね、このサイト。

我が家ではなぜか今、ケロロ軍曹が大ブレイクしています。
妻はもとより、お姉ちゃんやマブも大好きみたいです。
彼女たちに
「ワタシガダレヨリイチバンガン」とか、「てめぇらの血は何味だ！」とか言うネタが、どのくらい通じているのかは疑問ですが。

ある日、お姉ちゃんが言いました。
「ねぇねぇ、うちでケロロしょーたい（小隊）を組むとしたら、
　ママはドロロだよね！」
「えー？」
夏美ちゃんだと言ってもらえるとでも思ったのか、妻は不服顔です。
私は「我が家で最も高い戦闘力を誇るのだから、お姉ちゃんの言うとおり」と言おうと思いましたが
寸前で黙りました。賢明な判断です。

お姉ちゃんは続けます。
「マブは、カワイイからタママちゃんだよね」
「テヘ」
マブは嬉しそうです。
私も妥当だと思います。性格に二面性があるところも、よく似てます。

さらにお姉ちゃんは、
「あたしはね、クルルがいいの」
と言い出しました。
・・・。
いや、自分がアレで良いなら構わないが、変なヤツだなお前。

最後にお姉ちゃんは
「そしたら、とんたんは・・・」と考え出しました。

怖そうだけど実は一番いい人（いや、カエル）のギロロと言って欲しいところですが、
まぁここはガンプラ好きの隊長、ケロロで我慢しておくか。

しかし、お姉ちゃんより早く妻が叫びました。
「バイパーね」

・・・。
何で俺だけ、敵性宇宙人なんだよッ！
俺も小隊に入れてくれよッ！

本気で怒り出す私。
ケラケラと笑う妻。
クーックックックッと笑うお姉ちゃん。
タマタマタマタマと共鳴×４！をするマブ。

端からどう見えているのは知りませんが、我が家ではこういうのを家族団らんと呼んでいます。

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2004/05/15

「フォロー」

先日、私が部屋の形付けをしていると、母がやってきて、そのあまりの惨状に
「お前、いい加減にこういうものを買うのはやめたらどうだい」
と言いました。
別に今に始まったことではないのですが（おい）、私もちょっとムクレてしまい、ふてくされておりました
（○歳の成人男性のすることでは・・・）。

数日後、私が不在の日に、うちの弟が家に遊びに来ました。
そのとき、母がぽろっとその話をしたそうです。
「まったくあの子は、あんなことでムクレて・・・」
すると弟は、こう言ってフォローしてくれたそうです。
「いやそれは、兄ちゃんにしてみれば、人格を完全否定されたようなものだから、
　そりゃ怒るさぁ」

妻がその話を聞いており、後で私に言いました。
「あなたの弟は、ホントにアニキのことを良く分かってる、良い人だねぇ。
　素晴らしいフォローだったよ。
　ちゃんと、お礼を言っておかなきゃダメよ」

・・・。
弟の台詞は、果たしてフォローになっていたのでしょうか？

「フォロー・２」

家族でＴＶを見ていると、夢いぬという玩具のＣＭをやっていました。
撫でてやると甘えたり、脚を動かしたりと、非常にラブリーなオモチャです。
お姉ちゃんも「カワイイ～！」と、うっとりと見ています。

うちにも、この商品の姉妹品で「夢ねこ」というのがあります。
お姉ちゃんがまだ、小さい頃に買ってあげたものです。

その話をすると、妻が首をかしげました。
「あの猫、そんな名前のオモチャだっけ？」
私が「そうだよ」と言っても、まだ首をひねっています。

すると、お姉ちゃんがフォローしてくれました。
「ママ、オモチャのことでとんたんが間違えるはずないじゃない」
妻は「そりゃそうだね、ナイスフォロー」。と納得しました。

・・・。
お姉ちゃんの台詞は、果たしてフォローになっていたのでしょうか？

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2004/05/08

「ゴールデンウィーク」

今年のゴールデンウィークは、一般的には５連休。久しぶりの、大型のお休みです。
我が家でも（近場ですが）みんなでお出かけをしました。

とある高原の運動場・・・アスレチックとかマレットゴルフ場とかがある・・・へと、ドライブをしてたときです。
私も思わず、目を見張るような見事な山を見つけました。

こんなに美しい、紡錘体の自然の山があり得るのでしょうか。
これはどう考えても、中にティガのピラミッドがあるか、
６神体のスフィンクスが眠っているか
そういったものに違いありません（おいおい）。

うちのマブもそう考えたらしく、目ざとく私に聞きました。

「とんたん、あのお山、なぁに？」

私は間髪入れずに答えました。

「あそこが、ウルトラホーク１号の基地だよ」

「そうかぁ！」
マブはもう有頂天です。
「わんだばだ、わんだばだ♪」

お姉ちゃんが、すかさずツッコみます。
「歌、違うよ」

そして、もうこの程度のことにはツッコまなくなった妻も乗せ、車は走っていくのでした。

「旅館」

その日は一日遊び倒したので、みんなヘトヘトです。
ちょっと奮発して、旅館に泊まることにしました。

お姉ちゃんとマブは、こどもの日にと貰ったお小遣いで、ちまちまと買い物をしています。
マブは、前から欲しがっていたウルトラマンのガシャポンをやらせてもらい、
地底怪獣マグラのフィギュアを当てました。
マグラは非常に出来が良く、お姉ちゃんまでもが「カワイイ！」とお気に入りです。（・・・カワイイ・・・のか？）

さて、無事旅館に着いたので、みんなで温泉巡りです。
その前に、貴重品は部屋の金庫にしまっておかなくては。
私が「みんな、貴重品あったら持ってきて」と言うと、マブが尋ねました。

「とんたん、きちょーひんってなぁに？」

私が「お財布とか、盗まれたら困る大事なものだよ」
と言うと、彼は何か考え込んでいました。金庫は妻が閉めています。

温泉から上がって一休み、さぁて財布を出してビールでも飲むか、と金庫を開けると、
そこには財布と一緒に、マグラが鎮座ましましていました。
さすがに私も吹き出します。
「マブ、マグラは金庫に入れなくても良いんだよ」

彼は、全力で抗議しました。
「だってとんたん、だいじなものって言ったよ？
　マグラ、だれかに盗まれたら、こまるじゃん！」

そ　ん　な　ヤ　ツ　い　ね　ー　よ。

すると横から、お姉ちゃんが叫びました。
「あっ！そんなところにあったんだ！
　マブが温泉から出てくるまで、こっそり遊ぼうと思ったのに！」

い　た　よ。

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